子どもに優しい嘔吐下痢症の治療:経口補液療法(ORT)
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経口補液療法(ORT)について

寒くなり嘔吐下痢症のお子さまが増加しています。当院では軽症~中等症の嘔吐下痢症のお子さまの治療のファースト・ステップとして経口補液療法(ORT)を積極的に取り入れています。以前から諸外国と比較して日本では嘔吐下痢症のお子さまに対して点滴を用いた治療を多用する傾向が指摘されていました。点滴療法はそれなりの効果は期待できますが、お子さまに対してかなりの苦痛・負担を強いる事はご存じの通りです。

ORTは発展途上国の下痢症・脱水症のお子さまの治療法として開発されたものですが、その効果から先進諸国でも広く用いられるようになりました。実際、北米や西欧の開業小児科クリニックや、有名小児病院の病棟でも脱水症のお子さまに対して点滴療法を行う事は少なく、ORTによる治療が優先されています。

次に当院で実施しているORTを簡単に説明いたします。軽症~中等症の嘔吐下痢のお子さまが受診した場合、ORTについてご家族に説明し診療所内あるいは帰宅後に次の手順で行っていただきます。

1)脱水症に適した糖分、電解質を含んだ経口補液(例:OS-1)を用います。なお、症状によりORT・開始30分前に吐き気止めの座薬を使用したり、内服薬を併用したりしていただく場合があります。

2)1回の摂取量はスプーンやスポイトを用いて5~10mlの極少量より開始します。

3)5分毎に摂取を繰り返し、1時間後からは摂取間隔を15分に延長して1回摂取量を20~30mlに増やし、2時間程度で合計200ml(点滴1本分に相当)を飲用できることを目標とします。

4)もし、極少量でも嘔吐がある場合は15-30分の間隔をおいて再チャレンジします、3時間以上嘔吐がなく順調に水分摂取可能な場合は胃腸に優しい食べ物(例:お粥や白身魚)を開始していただきます。

5)なお、受診時に既に重症化していたり合併症を伴ったりしているお子さまに対してはORTを行わず点滴療法を行います。

【参考】
1、お子さまに1日あたり必要な最低水分量は、体重1kgあたりおおよそ50mlです(例:10kgのお子さまの場合は最低1日500mlの水分摂取が必要です)。
2、玄関脇に経口補液(OS-1)を含む自動販売機を設置しました。

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